ぼくはかつて学生であり、そうして今は会社員である。しかし、思うに、本質的にこの両者には違いがないように思われる。生活習慣にはかくも大きな隔たりがあるにも関わらずである。
ただ、唯一挙げるとすれば、社会人として、ぼくはある程度重層的である必要があるだろう。これまでのように通り一遍の在り方では駄目だ。
ある一面では(社内にあって主で)情熱的であり、また一面では(社内であっても場合に依っては)鳥瞰的である必要がある。二面では事足りない。そのバランスの中で揺蕩うようなイメージが求められるように感じる。ぼくはデスクの付箋を眺めながら、そう考えていた。
できるだけ本は読み続けたい。暑い日が続く。