2013/05/12

嫌な気分だ

 苦しい思いをして、ここのところは遂にようよう自分のスタイルで居られた。それも元を辿れば少なからぬ妥協を経て、そのプロセスに辛苦を覚え、その果てにようやく辿り着いた場所であったのに、また搔き乱されている。ここ最近は、ぼくは良い状態でぼくであれたし、きみとも割合理想的なやり取りができていたと思うが、それはぼくがスタンスを大幅に変えたからだ。しかし、そのスタンスすら、根こそぎひっくり返されてしまうのであったら、もうぼくには努力の余地が無い。
 苦しい思いをして、諦めたのだ。ある種の諦めをまたきみは思い起こさせ、そしてさらにそれの取り消しを要求したかと思えば、二時間後にはまたもや嘘の種明かしを始めるのである。
 
 おれを壊す気か?とぼくは思う。

 このままでは本当に誰のことも信じられなくなる。

 確かに、それはある面においてぼく自身の至らなさにも因るだろう。でもね、確かにぼくは誠実さの上に苦悶しているのだ。確かにぼくは損なわれているのだ。あまりにアンフェアではないか?

 怒りや憎みは微塵もない、賭けてもいい。そこにあるのは悲しみだけだ。きみを信じればこそ、ぼくは今こうして底なしの悲しみに苦悶するのだ。

 ずいぶんまともになってきていた。精神的にも落ち着いていたし、周りにもそう言われた。けれども、またふりだしだ。これがどういうことなのか、分かるか?ぼくは他者によって損なわれ、自らの主体を捩じり歪められているのだ。

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