苦しい思いをして、諦めたのだ。ある種の諦めをまたきみは思い起こさせ、そしてさらにそれの取り消しを要求したかと思えば、二時間後にはまたもや嘘の種明かしを始めるのである。
おれを壊す気か?とぼくは思う。
このままでは本当に誰のことも信じられなくなる。
確かに、それはある面においてぼく自身の至らなさにも因るだろう。でもね、確かにぼくは誠実さの上に苦悶しているのだ。確かにぼくは損なわれているのだ。あまりにアンフェアではないか?
怒りや憎みは微塵もない、賭けてもいい。そこにあるのは悲しみだけだ。きみを信じればこそ、ぼくは今こうして底なしの悲しみに苦悶するのだ。
ずいぶんまともになってきていた。精神的にも落ち着いていたし、周りにもそう言われた。けれども、またふりだしだ。これがどういうことなのか、分かるか?ぼくは他者によって損なわれ、自らの主体を捩じり歪められているのだ。
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