2013/04/01
ユキちゃん
今年度はじめて大学に赴く。なんだか不思議なもので、先学期の期末試験を受けていたころはまだ寒くて、スキーだなんだと言っていたり、ダウンコートに首をひっこめたりしていたのに、今日のキャンパスは春絢爛として非常に明るかった。しかし考えてみれば当然のことだ。冬が終わって春が訪れ、新しく新入生がやってくる季節。桜が咲いて、雨が降って、桜が散っていく。近所の川をピンクに染めて、新しい季節の訪れを祝しているようにも見えまいか。ぼくは学事の窓口で手続きを済ませると大学図書館で少し本を読み、キャンパス内をふらふらと散歩しながら、内設されているサブウェイで昼飯を贖った。幾人かの知り合いとすれ違って、彼らと挨拶をした。
それから迷った挙句、横浜に出る。すごく眠い昼下がりで、往復の電車の中にぼくはひたすら眠り続けた。横浜駅のバナナレコードでダニー・ケイのレコードを買って(ダニー・ケイ!CDじゃまず手に入らないだろう)、ヨドバシカメラでレコードプレイヤーを見る。一番安いのを買うことをほとんど決めたが、まだ少し調べたいことがあったので今日は我慢。明日、バイトの面接に向かう際買おうと検討している。
帰り道の川沿いにはカップルがひしめき合っていた。いつもならばじとっと睨んでしまうところだが、今日はどこか幸せな風景に見える。それは少なからずぼくが幸せだからだろうか?しかしぼくには、自分が幸せであるようには感じられない。いやでも、或いはそうなのかもしれない。澁澤も言っているが、そんなもんなのだ。なんだか最近は肩の力を抜いて生活できている。理由は分からぬ。快適な春の風がいやでもぼくのことを癒しているのかもしれない。
モーモールルギャバンを聴きながらこれを書いている。遠方の愛を思いつ、リレキショを贖いにコンビニへ向かおう。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿